車検証の使用者(所有者)の住所変更について
住所変更に必要な書類
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住民票(必要ならば住民除票など)
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車庫証明に関する書類一式
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車検証
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手数料(印紙)500円
住所を証明する書類
住所変更には、変更後の住所であることを証明する住民票が必要になります。通常住民票には記載の住所以前に住んでいた住所までが記載されていますが、変更前の時点での住所が以前の住所のその前以降の住所の場合にはその住所が記載されている住民票除票が必要になります。引っ越しの履歴が多く住民除票では証明が効かない場合(県外などに住所があった場合)は戸籍の付票が必要になってきます。いずれも現在の住所の管轄市区町村の役場にて入手することが出来ます。
車庫証明が必要
自動車の所有権解除について
例えば自動車ローンの完済などでクルマの所有権がローン会社でなくなった場合。車検証の所有者のの欄に記載してあるローン会社の住所と会社名を使用者(自分)の名義と同じに書き換えて、その車の所有権を自分の名義に変更する手続きを所有権解除といいます。この手続きは、買い換えなどで自分の車を他人に譲渡したり、廃車にする場合に必ず必要になってきます。たいていはディーラーなどの販売店や民間整備工場などで代行してくれるのですが、手数料がかかるので自分で手続きをした方が何かと節約にはなるかと思います。以下の書類を揃えて、陸運支局で手続きが出来ます。
所有権解除に必要な書類
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譲渡証明書
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旧所有者印鑑証明書
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旧所有者の委任状
- 本人の印鑑証明書
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本人の委任状
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車検証
このうち1〜3の書類は、ローン会社等に問い合わせて取り寄せて下さい。再発行が出来ない書類(譲渡証明書など)もあるので取扱に注意して下さい。
陸運支局での申請について(住所変更と所有権解除)
車検証の使用者住所変更については、住所を証明する書類(住民票など)と使用者がその住所を本拠地に自動車を使用する際に使う車庫に関する保管場所証明書(車庫証明)と車検証を準備します。単純に車検証に記載の住所を書き換えるのではなく、自動車税の申告をして新たに住所を変更するという手続きであると考えておいた方が分かりやすいです。また、軽自動車に関しては、車庫証明が必要でない地域もあるので役場などで確認しましょう。
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住民票(必要ならば住民除票など)
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車庫証明に関する書類一式
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車検証
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手数料(印紙)500円
- 譲渡証明書:ローン会社等から取り寄せる
- 旧所有者印鑑証明書:ローン会社等から取り寄せる
- 旧所有者の委任状:ローン会社等から取り寄せる
- 本人の印鑑証明書
- 本人の委任状:ダウンロード可能
- 車検証
申請の順序
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自動車重量税や印紙を支払ったところで手数料(500円・印紙)を納めて手数料納付書の所定の場所に貼り付ける。
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上記の書類一式を揃え自動車税申告の窓口で住所変更の手続きを行う。自動車税・自動車取得税申告書に受付の指示の通りに記入し申請する。
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陸運支局の窓口(受付で聞けば教えて貰えます)で住所変更と所有権解除の旨を告げ指定された書類に指示の通りに記入して、申請書類一式と共に提出して手続きを行う。
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手続きが完了したら登録事項等通知書と新しい車検証が発行されるので記載漏れや間違いが無いか確認する
住所に変更がない場合は所有権解除だけでいいので、自動車税の申告手続きは必要ありません。そのまま陸運局の窓口で受付ができます。必要な書類等は全国どこでも同じですが、各地の陸運局で手続きの順序や受付の窓口の場所がかわるので戸惑うことがあるかと思います。ネットで調べも用意周到にいかないことがあるかとおもうので、取り敢えずネットなどで事前に調べておいた情報を前提にしたうえで、分からないことやトラブルがあったら実際に陸運支局の職員の方々に直ちに聞くのが手続きを理解するコツでもあるし、何よりスムーズな手続きが出来ると思います。